公開講演会「フィリピン社会の現在:鶴見良行を基点にして」
INFORMATION
鶴見良行氏(1926-1994)は、東南アジアを丹念に歩き回り、数々の印象的な著作を残した。その個人蔵書と記録の一部が、現在共生社会研究センターに所蔵されている。
鶴見氏の成果のひとつがバナナを通してフィリピンと日本のつながりを描きだした『バナナと日本人』(岩波新書、1982)である。刊行から30年以上が経った今日、グローバル社会の変容のなかでフィリピン社会はどのような状況にあるのか。鶴見とともにフィールドワークに携わったDavid氏をお招きして、鶴見氏が見たものはどのようなものだったのか、そしてそこからフィリピンはどのように変わったのかを語っていただく。使用言語:英語(英日逐次通訳あり)
講師
フィリピン大学名誉教授、社会学
Randolf S.David 氏
1946年中部ルソン地方パンパンガ州生まれ。フィリピン大学、マンチェスター大学大学院で社会学を専攻。フィリピン大学社会学科教授、同学科長、フィリピン大学理事(教員代表)を歴任し、2011年から名誉教授。研究テーマはフィリピンにおける貧困の社会的根源、フィリピンにおける輸出用バナナ産業の多国籍企業、言語と意識、文化と開発、日本におけるフィリピン人労働者、政党と選挙戦における資金調達など広範囲にわたる。主著 “Reflections on Sociology and Philippine Society" (UP Press, 2001)、“Nation, Self, and Citizenship: An Invitation to Philippine Sociology" (UP Dep.t of Sociology, 2002)
詳細情報
名称
対象者
※申込不要、入場無料